統合セキュリティプラットフォームの導入によりテナントDXを実現
Forte Partnersは、ブカレストで多数のビル開発プロジェクトを担っています。この不動産デベロッパーは、システムインテグレーターであるHelinickと連携し、Security Centerを活用してビルのリソース管理の効率化とテナントの利便性の向上を実現しました。

企業
首都ブカレストのオフィスビルでは、利便性、効率性、安全性が向上しています。革新的な不動産デベロッパーであるForte Partnersが、大手セキュリティプロバイダーやインテグレーターと連携して、ビルのリソース管理の高度化に取り組んでいます。現在、Forte Partnersは、ブカレスト市内で複数のビル開発プロジェクトを手掛け、国内外のさまざまな企業にオフィス空間を提供しています。同社は、テナントがリソースを最大限に効率よく活用できるよう支援するとともに、テナント間のコミュニティ意識を醸成することで、ビルの価値をより一層高めることを常に目指しています。
課題
Forte Partnersは、不動産開発に関して、より広い視点に立った先進的なビジョンを掲げています。洗練された現代的なビルを設計するだけでなく、ビルの運用効率を高め、さまざまな設備やサービスが連携した利便性の高い環境を提供することで、テナントにさらなる価値をもたらすことを目指しています。この目標を実現するため、同社は駐車場、オフィス、会議室など、ビルの滞在者が使用するさまざまなリソースのデータを集約する手法を開発し、その情報をテナントと共有しています。これにより、テナントは自社の利用環境をより詳しく把握し、日々の状況をよく理解した上で業務の改善を進められます。
ソリューション
高度な柔軟性を備えたSDK
Forte Partnersは、Security Centerをビル内の施設をより柔軟に管理できるデジタルプラットフォームとして活用する可能性を見出しました。開発チームは、Genetecのソフトウェア開発キット(SDK)を活用し、ビルへの入退館管理、共用サービス、スマートオフィスシステム、駐車場、デスクの予約機能を「SpotUs」という名称の単体アプリケーションに統合しています。
テナント同士のつながりを強化
この優れた操作性のプラットフォームにより、テナントは、リアルタイムでリソースの予約や空き状況の確認ができ、いつでも会議室を確保できます。ユーザーは、このソリューションを使用して、他のコミュニティメンバー、リソース、サービスとシームレスにつながることもできます。
新たな可能性へ拡大
次のステップは、Security CenterとSpotUsアプリをビル管理システム(BMS)と連携することです。これにより、ユーザーは照明や空調などの各種設定をリモートで調整できるようになります。

「ビルの運用を最適化するには、さまざまな要素を連携させる必要があると考えていました。駐車場管理、アクセス制御、ビデオ監視を連携させた統合プラットフォームを導入することで、あらゆる業務をよりシンプルかつ効率的にできると確信していました」
HelinickのプロダクトマネージャーであるMihai Gheorghe氏
成果
当初の主な目標は、駐車場の利用状況を把握することでした。しかし、運用開始後にSecurity Centerに蓄積されたデータを分析したところ、テナントに実際に使用されていたのは、利用可能な駐車スペースの半分にとどまっていることでした。この結果を受けて、Forte Partnersは、テナントがビルのリソースをより有効に活用できるよう支援する方法を検討し始めました。最終的には、さまざまな機能を統合したサービスをテナントに提供することを目指しました。
Forte Partnersは、テナントの利便性のさらなる向上を目指し、HelinickおよびGenetecと緊密に連携して、テナント企業とその従業員がビル内のリソースをデジタル管理できる、新たな統合ソリューションを開発しました。 今では、新しいSpotUsアプリを使用して、いつでもリソースの予約や空き状況の確認を行える他、招待した来訪者にも、駐車スペース、デスク、会議室などを利用してもらうことができます。