Dick's Sporting Goods社における統合型の一元管理セキュリティモニタリング
DICK’S Sporting Goods社は、米国におけるフルラインのスポーツ用品を扱う大手小売企業です。同社は、Security Centerプラットフォームを活用し、全米に展開する720店舗に設置された18,000台以上の監視カメラを一元的に監視しています。さらに、本社では230台のカメラと130箇所のドアの管理も行っております。

企業情報
DICK’S Sporting Goods社 (EN)は、米国でフルラインのスポーツ用品を扱う小売企業です。DICK’S Sporting Goods、Golf Galaxy、Field & Streamといったブランドを所有・運用する米国最大手のスポーツ用品小売業者です。同社は、業務の効率化と運用強化を目指し、常に最適な手法を模索しています。
課題
DICK’S Sporting Goods社では、かつて各店舗にアナログのセキュリティシステムを導入していました。しかし、この旧システムでは映像の検索に手間と時間がかかり、非常に非効率的でした。また、セキュリティ担当者は、事実確認や必要な映像の抽出を行うために、実際に店舗へ出向いたり、長時間をかけてビデオを検索したりする必要があり、多くのリソースを消耗していました。
ソリューション
不正行為調査の簡素化
調査チームは、Security Centerからビデオを簡単に取得し、サードパーティの販売時点情報管理 (POS) 例外報告システムでフラグが付けられた不審な取引を迅速に検証することができます
ワンカードコーポレートアクセスコントロール
同社の2,500人の社員は、それぞれの職務に応じて割り当てられた入退室管理カードを利用し、建物内の各エリア間を移動しています。このカードは、社内のジムの利用や昼食代の支払いにも使用できるなど、利便性の高い単一のソリューションとして利用されています。
コンプライアンスのトラッキングの簡素化
DICK’S Sporting Goods社では、Security Centerの Synergis™入退室コントロールシステムを活用することで、オンサイトのデータセンターの監査証跡の記録と保護を効率的に実施できるようになりました。
専門家による有益なサポート
DICK’S Sporting Goods社は、プロジェクト管理およびフィールドエンジニアリングをGenetecのプロフェッショナルサービスチームに依頼しました。担当者は次のように語っています。「重要なアップグレードが必要になった際にも、Genetecのサポートがあったおかげで不安はありませんでした。」

「Genetecのシステムには、調査を高速化できる機能が備わっています。Security Centerを活用してIPベースのシステムへ移行したことは、弊社にとって非常に大きな成果となりました。」
DICK's Sporting Goods社、損失防止及び運営責任者 Jacob Gillette氏
結果
現在、DICK’S Sporting Goods社は、Security Centerのプラットフォームを活用して、全米720店舗に設置された18,000台以上のカメラを一元的に監視しています。また、セキュリティチームは同じ統合プラットフォームを使用して、ペンシルバニア州のコラオポリスにある本社および配送センターに設置された230台のカメラと130のドアも管理しています。このように、複数のチームがセキュリティシステムに一元的にアクセスできることで、インシデント対応、証拠映像の抽出、店舗内のサービス状況の監視などが効率的に行えるようになりました。
「これほどスムーズにシステムへアクセスできたことは、これまで一度もありませんでした。店舗で何が起きているかを確認する必要がある地区の損失防止マネージャー (DLPM) や調査チームにとっても、カード所有者の無効化やカメラの解像度設定を変更を行う損失防止運用チームにとっても、必要な機能がすぐに利用できる環境が整っています。どこからでもログインして、各自のタスクをスムーズに処理できるのです。」と、Gillette氏は述べています。