作業を遅延させない入退室管理

サイバーセキュリティは、入退室管理プラットフォームに不可欠です。当社は、高度な暗号化、認証、認可メカニズムなどの多重保護層を実装し、機密データやエリアへのアクセスをアクセス権限を付与された担当者のみに制限しています。サイバーセキュリティへのコミットメントを共有する信頼できる入退室管理パートナーと協力しています。当社のプラットフォームは、IPネットワーク上での通信の安全確保に必要なTLS暗号化に対応できるよう、入退室管理のエコシステム内での安全なデバイス通信に必要なOSDPおよびSSCPの双方向プロトコルを使用しています。さらに、当社のシステムはFICAM/FIPS 201認証を受け、ヨーロッパ向けの高品質保証の入退室管理システムはNIS2規制に準拠しています。

Synergisは、Axis Communications、HID、STidなどの主要メーカーのリーダー、ドアコントローラー、電子ロックを含む、幅広いサードパーティ製入退室管理デバイスと互換性があります。オープンアーキテクチャ上に構築されたプラットフォームは、さまざまなメーカーのデバイスと簡単に統合でき、既存のハードウェアをそのまま使用しつつ、新しい入退室管理技術を導入できます。システムは定期的にアップデートされるため、継続的に最新デバイスに対応できます。対応デバイスの一覧については、対応デバイス一覧を参照してください。

Synergisは、非接触型カード、MIFARE DESFireスマートカード、生体認証、PIN、ナンバープレート、モバイル認証情報など、さまざまな種類の認証情報に対応しています。当社のソフトウェアは、米国連邦機関が発行する個人識別確認 (PIV) 認証情報で使用するFASC-N (連邦機関スマート認証番号) を含む、さまざまなカード形式にも対応しています。

Synergisはスケーラビリティを考慮して構築されており、小規模に始め、組織の規模の拡大に合わせて拡張できます。リーダー、ドア、カードホルダー、サーバー、または業界固有の統合など、追加デバイスを問わず、Synergisを使えば問題なく拡張できます。そのスケーラブルなアーキテクチャは、複数の場所に拡張する場合や新しいセキュリティ機能を導入する場合に最適です。オンプレミスで拡張する場合でも、クラウドに移行する場合でも、Genetecの入退室管理はニーズに適応し、お客様のペースで拡大できる俊敏性を提供します。

Synergisは、Genetec Security Centerプラットフォームの一つであり、入退室管理と、Omnicast™ビデオ管理、AutoVu™ナンバープレート識別 (ALPR)、Sipelia™インターコム管理などの他の主要なセキュリティシステムと簡単に組み合わせることができます。Synergisは、オープンプラットフォームアーキテクチャ上に構築されているため、サードパーティのシステムとの統合にも対応できます。これによりセキュリティ環境が統合されるため、オペレータは一つのプラットフォームの操作に慣れるだけで、状況把握を強化し、運用を合理化できます。また、単一のプラットフォームでメンテナンスやアップデートを管理するため、分散されたセキュリティシステムを扱う際の複雑さを低減できます。

Synergisには、ソフトウェアとハードウェアの両方に強力な内蔵型のフェールオーバー機能が搭載されています。ソフトウェアレベルでは、プライマリサーバーがダウンした場合に、自動的にセカンダリーサーバーに切り替わるように設定できます。デバイスレベルでは、Synergis Cloud LinkおよびAxis Powered by Genetecデバイスのオフライン機能を搭載し、ネットワーク障害が発生した場合でも、ピアツーピア通信、脅威レベル管理、I/Oリンク、グローバルな共連れ対策機能などの入退室管理を引き続きローカルかつ自律的に操作できます。

ロールベースの入退室管理は、役職や部署などの身元属性を使用して、入退室を自動的に管理します。プロビジョニングポリシーを定義すれば、組織内の人は常に最新のアクセス許可レベルを維持できます。従業員に役職、部署の変更がある場合、または別の場所に異動する場合、システムが自動的にそのアクセスレベルを調整します。ロールベースの入退室管理の利点を最大限活用するには、Synergis システムに Genetec ClearID™ を追加することをご検討ください。