
重要インフラのセキュリティを強化
Jemena社は、オーストラリアの150万以上の家庭、企業、産業顧客に電力を供給しています。Jemenaが新しい規制基準を満たすためにセキュリティを強化し、リモートサイト全体の可視性を向上させ、二酸化炭素排出量を削減した方法について御覧ください。

会社情報
Jemena社は、オーストラリア北部および東部に設置された総額124億ドルを超える主要なエネルギーインフラを所有・管理しています。電力およびガスの広範なネットワークを使って、150万以上の家庭、企業、産業顧客に不可欠なサービスを提供するJemenaは、地域社会に電力を供給し、オーストラリアの未来のエネルギーに重要な役割を担っています。
課題
Jemenaは、規制要件が厳格化される中でも、老朽化したセキュリティインフラを使っていました。当初の評価で、レガシーシステムではコンプライアンス義務を満たすことができない、またはリスクを効果的に管理するために必要な可視性を実現できない主要なサイトが50件特定されました。現場では手作業の操作を行っていたため、運用コストと環境への影響が増大し、セキュリティ運用の効率が制限されていました。Jemenaは、これらの課題に対処するために、より強力なコンプライアンス、運用の可視性の改善、そしてネットワーク全体で持続可能な効率向上を実現できる合理化された最新セキュリティ管理プラットフォームへの移行を選択しました。
ソリューション
新しい規制基準を満たす
重要インフラのセキュリティ (SOCI) 法が最近改正され、Jemenaのような重要インフラ施設に対するコンプライアンス基準が強化されました。Security Centerを導入することで、Jemenaはこれらの新しい要件を満たすことができました。
リモートサイトの可視性を高める
膨大な施設面積を有するJemenaでは、仮想サイトにリモートアクセスすることで、コストと二酸化炭素排出量を大幅に削減できる可能性がありました。
二酸化炭素排出量を削減する
仮想パトロール (現地パトロールではなく) を実施することで、Jemenaは路上を走る車両の数を減らし、同社の二酸化炭素排出量および広範な環境への影響を削減できました。
スケーラブルで連携の取れたサイトセキュリティ
Jemenaは、引き続き他のGenetec™ソリューションに投資し、全国の重要インフラサイトのセキュリティシステムの回復力を高めていく計画です。

「Security Centerに移行後、従来のパトロールの大部分を仮想パトロールに置き換えたことで、当社が実施した資本投資を回収できています。」
Jemenaのレジリエンス・コンプライアンス責任者、Fiona Dunk氏
結果
Jemenaは、50以上の企業および運用施設にSecurity Centerを導入しています。同社のセキュリティシステムには、300台以上のカメラと40台のSIP対応機器 (インターホンおよび拡声装置用) が統合され、自動ナンバープレート識別技術も搭載されています。Jemenaは今後5年間で、これらの展開を拡大し、Synergis™ 入退室管理やGenetec SaaSサービスを導入することで、セキュリティエコシステムを強化する計画です。
Genetec総合セキュリティプラットフォームを導入した結果、Jemenaは重要なビジネス目標を達成することができました。仮想検証とモニタリングサービスに移行したことで、中央集中管理されたセキュリティ制御室の設置、その運用費の削減、コンプライアンスおよび報告機能の強化、重要インフラのセキュリティ管理に対する事前予防的な対応が可能になりました。
