セキュリティオペレーションセンターを成功に導く4つのヒント
効果的なセキュリティオペレーションセンター (SOC) の構築方法、あるいは既存のSOCを改善する方法をお探しですか? 考慮すべき4つの重要なポイント。

セキュリティオペレーションセンター (SOC) では、セキュリティオペレータが連携しながら、組織全体のセキュリティの監視および改善に継続的に取り組んでいます。セキュリティオペレーターは、サイバーセキュリティのベストプラクティスを継続して実行し、セキュリティインシデントの防止、検出、分析、対応を担います。
効果的なSOCを構築するためには、先進的なテクノロジーを導入するだけでなく、コラボレーション、コンテキスト、透明性、エスカレーションプロセスの合理化といった戦略的要素への配慮が不可欠です。これらを取り入れることで、変化するセキュリティ環境に対応可能な、回復力の高いSOCを実現できます。
オペレーターの業務を最大限に支援する効果的なSOCの構築に向けたヒントの続きを読む。
チェックリスト
コラボレーション:チーム連携の強化
SOCの成否は、チーム内での効果的な連携にかかっています。業務効率化のためには、オペレーターが容易に連携できる環境の整備が不可欠です。これには、インシデント対応を特定の担当者に割り当て、その人物が解決の責任を担う体制づくりが含まれます。
ビデオウォールなどの最先端ツールの導入や、Sipelia™ のような通信プラットフォームを活用した連携、Genetec Mission Control™によるタスクのディスパッチを行うことで、コラボレーションを大幅に強化することができます。
同じスペースで作業している複数のオペレーターが、それぞれ異なるセキュリティワークフローに集中している状況を想像してみてください。状況把握を高めるためには、互いに迅速かつ的確に情報を追加・共有できる環境が必要です。ビデオフィードやニュースアップデートなどの情報をリアルタイムで共有できるようにすることで、SOCの全オペレーターが同じ認識のもとで行動できるようになります。
例えば、オペレータが大きなビデオウォール (EN)を活用して詳細な情報を共有できれば、同僚と連携しながらセキュリティインシデントの調査や議論を進めることが可能になります。ニュースフィードや交通情報マップといった機能により、こうした動的なコラボレーションが実現し、インシデント対応をより適切に調整でき、チーム内でのスムーズな情報共有が促進されます。
コンテキスト: 全体像を把握する
SOCの運用を最適化するには、オペレーターがセキュリティシステムのデータだけでなく、より広範な情報を把握できる環境が必要です。ニュースフィードやソーシャルメディア、IIoTデバイスなど、さまざまなデータソースへのアクセスを可能にすることで、より豊富なコンテキストを得ることができます。また、施設全体を視覚的に把握できるマッピングツールを活用し、IIoTセンサーからのデータと連携させることで、環境の全体像を把握することが可能になります。
マッピングツールを活用することで、オペレーターは施設内の動向をを直感的に確認できます。例えば、IIoTデバイスと統合することで、温度の変化、照明の状態、安全上の懸念といった異常が発生した際に即座に表示されます。このような統合型のアプローチにより、脅威の早期検出とセキュリティ問題へのスピーディーな対応が可能になるだけでなく、組織に影響を及ぼす可能性のある外部環境の変化にも柔軟にオペレーターが対応できるようになります。

透明性:ノイズを除去
SOCで生成されるデータ量は非常に膨大になる可能性があります。こうした情報の透明性を確保するためには、データを適切に解析し、本当に重要な情報に焦点を当てることが不可欠です。この点において、自動化は極めて重要な役割を果たします。オペレーターが重要な時間帯のワークフローを自動化することで、コンプライアンスに準拠したセキュリティ手順に沿って通知処理が可能になります。さらに、データの解析や分析を自動化することで、SOCチーム (EN)は膨大なデータセットを効率的に調査し、パターン特定や異常の明確化を迅速に行えるようになります。
これにより、SOC全体の業務効率が向上するだけでなく、クリティカル・シンキングや即時対応が求められるタスクにも的確に対処できるようになります。その結果、オペレーターは対応を迅速に行い、脅威の影響をより効果的に軽減できるようになります。
エスカレーション: 対応プロトコルの合理化
セキュリティインシデントが発生した場合には、明確に定義されたエスカレーションプロセスの存在が極めて重要です。複数の対応フェーズを設け、緊急性に応じて優先順位を付けることで、組織的かつ一貫した対応が可能になります。さらに、エスカレーションの権限を特定の個人ではなく、チームやシステムに割り当てるといった柔軟で動的な運用手順を導入することで、緊急時の意思決定を迅速化できます。
また、セキュリティシステムに高度なアクセス権限を設定することで、特定の入力をトリガーとしてアクションを自動実行できるようになり、ユーザーごとの権限レベルに応じたきめ細やかな対応が可能となります。このアプローチにより、オペレーターにはより高い自律性が与えられ、特に緊急時には上層部の承認を待つことなく、迅速かつ的確な対応を行うことができるようになります。
SOCは情報収集の中核的な機関と捉えるべきです。SOCの成功は、IIoTデバイスやセンサー侵入システムなど、さまざまな情報ソースから正確にデータを収集し、それに基づいて効果的なインシデント対応戦略を展開できるかどうかにかかっています。
